プログレスの月のある場所は?
今日はプログレッション法(進行法のひとつ)の
「月」について書いてみますね。
いわゆる「プログレスの月」(以下P月)と言われるものの、
個人的利用例デス。
占星術では、
出生時の天体配置図で、その方固有の個性を読み、
現在の天体配置(トランシットと言います)との関係を観て、
どんな影響を受けるかを予測します。
それに加えて、もうひとつ必ず確認するのが、
出生図を特定のシステムに従って進め(進行させ)、
その人の内的変化を観る「進行法」という手法の図。
(専門的には、いくつかの手法があります)
この出生図・進行図・トランシット図を三重に重ねて、
元々の資質・現在の気分・外からの影響を観、
どのようなことが起こっているのかを
星同士の関係性、刺激される点などから、読むわけです。
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元々、「月」は、その方の基本感情、「快・不快」などを表します。
進行法の月もこれに準じて、その時期の内的気分を表します。
この内的気分を表す「P月」は、
現実に動く天体たちと同じで、
12個のサイン(星座)や、12個あるハウスを順番に進んでいきます。
進む速度は、だいたい28年で一周。
ひとつのサイン、ハウスには、約2年半ずつ滞在します。
それぞれのサイン、それぞれのハウスに居る「P月」は、
そのサインやハウスの気分を知らない間に吸い込んで、
それの気分に染められ、それを指向します。
たとえば、4ハウスにP月があるときは、
自分の足元(家族・家庭のことや、居場所の居心地など)に意識が向き、
お外でブイブイ(いつの言葉だよ)遊ぶ気分じゃなくなります。
7ハウスにあるときは、
「出会いが多い」と読みますが、
(盛ると「出会いのチャンス!」と言えなくもない)
一方的に、物事や人がやってくるのではなく、
「自分自身が対人関係に意識が向き、開かれた気分でいる」から、
自ずと出会いが多くなる・・・というシクミです。
どんなことも、自分の内面が、外側へ響くんです。
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私の「進行の月」(プログレスの月)は、
現在10ハウスのお終いの方にあり、
来年の2月に、11ハウスに入室します。
10ハウスというのは、
ホロスコープの天頂(MC)から始まるハウスで、
その人の「社会的看板や立ち位置」を表す場所です。
・・実際的には、職業や地位・肩書などが表れるところ。
ここにわたしの進行の月が入ったのは、2012年の5月。
その直前の春分に、FC2で、ブログを始めました。
もちろん、意図的にです(笑)。
10ハウスにP月がある間に、
できるだけのことをしておこう、と
たくさんのブロックを外しながら、
苦手なことにもチャレンジして、
たくさんのみなさまと縁をいただけるようになってきました。
2年半が過ぎ、10ハウスにP月があるのも、もうあと、4カ月。
ラストスパートです。
P月が11ハウスに抜けると、
気分的には、「降りたくなる」といわれています。
社会的には、やるだけのことをやった、
だからもう、リタイアして好きなことしよう、というタイミング。
それはそれで、すごく楽しみにだけど
P月が10ハウスにあり仕事に対する意欲のあるうちに(笑)、
仕事に関する勉強に集中してしておこうと、
今年いっぱい、講座受講集中月間に、することにしました。
どれも、不要なブロックを外し本来の自分をとり戻して自由に生きるための、
私が目指すセラピーに、大きな効果があると実感しているものです。
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次にP月が進む11ハウスは仲間や未来を表し、
自由で風通しの良い、広い範囲の交流ができるハウス。
堅苦しい「おしごと」気分じゃなく、
勉強してきたことを心通じる仲間と共有するというような、
開かれた活動ができるようになるといいなと、思っています。
このように、占星術を利用すると、
戦略的に、自分の気分を先取りして、動いていくことが可能です。
時期により一番効率の良い動き方があります。
それを無視して、その時期の気分に合っていないことをするのは、
効率が悪いばかりでなく、ストレスも増えます。
じっとして、さなぎのように閉じこもる時期だってあります。
外向きに自由に楽しむことが最善な時期もあるし、
10Hのように、ちょっとがんばって看板出しするときも。
春夏秋冬みたいなものですね。
自分が今どんな時期なのか、
知りたくなったら、是非セッションに来てくださいね。
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*写真は、P月が5ハウスにあって、
ネイタル(出生)の太陽と合していた13年前の秋の風景。
5ハウスは、喜びや創造を表します。転じて「子ども」という象意も。
恋愛も表しますが、心理占星術のノエルティル氏は、
「愛情を発揮する、与えること」が、このハウスの焦点であるとしています。
機能不全家庭で育った(と、こだわっていた)私にとって、
とても貴重な、幸せな、5ハウス過程だったなと思います。